花粉症といえば、多くはスギ。
多くの方は、すでにつらい時期を脱しているのでは?
でも、私はヒノキの時期がとってもひどいんです。
ヒノキは毎年、ゴールデンウイークが終わるころまで。
ゴールデンウイークが終わればおさまるから・・・、とがんばっていますが、今年はこの2~3日(5月2~6日)がとってもひどい!!
- ヒノキ花粉はいつまで?
- ヒノキ花粉のアレルギー症状は?
- アレロックを大量に飲んでも効かない
- 第二世代の抗ヒスタミン薬
- 薬剤師さんがすすめてくださったのはコンタック鼻炎Z
- 新薬ビラノアは眠気が少なくパイロットでも服用可能なレベル
- まとめ
ヒノキ花粉はいつまで?
ヒノキ花粉の時期は5月初旬までだと思ってたけど、今年は長びいているのかしら?
調べてみました。
↑ こちらの画像は 花粉症ナビ さんからお借りしました。
東海地方、やっぱり5月初めまでです。
間違いありません。あと少しの辛抱のはず。
ヒノキ花粉のアレルギー症状は?
花粉症の症状といえば、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが有名ですが、その他にも、つらい症状はたくさんあります。
この2~3日の私の場合、次のような症状でした。
・頭が重い
・頭が痛い
・頭がぼうっとする(眠気も)
・何もやる気がない
・横になりたい
・息苦しい
・鼻水が止まらない
一言で言えば、頭がぼうっとして眠気が取れず、何も仕事が手につかないということ。とにかくつらいです。
さらに調べてみると、
・集中力がでない
・無気力
・耳の下のリンパ腺が痛い
・筋肉痛
・関節痛
・立ちくらみ(めまい)
・手のこわばり
などもあるらしい。
こちらに書いてありました。 ↓
アレロックを大量に飲んでも効かない
とってもつらくて、病院から処方されているアレロックを追加して飲んでみました。
朝晩1錠ずつの処方ですが、ひどいときには、1日6錠までOKと薬剤師さんに確認済みだったので、追加してみましたが効きません。
ただ、副作用の眠気が増しただけです。
どうやってこの症状が改善したのか、結論を先にお知らせすると、コンタック鼻炎Z を薬局の方におすすめしてもらって飲んだところ、うそのようにぴたっと症状がおさまったんです。
いったいどういうことなのか、見てみましょう!
第二世代の抗ヒスタミン薬
今大人気の アレグラやアレジオンやアレロック。
これらは第二世代の抗ヒスタミン薬に分類されます。
第二世代の抗ヒスタミン薬とは、 1983年以降に発売された、副作用や眠気の少ない薬。多くの医師がいちばん多く処方しているのがアレグラ。大人気薬ということですね。
日経メディカルの記事より ↓
1996年にアレグラが発売されたときは、画期的なお薬として話題になったのではないかしら? これほどのシェアを持つにいたる新薬の発表だったのですから。
当時、夫が
「この薬、眠くなりにくくてすごいいいらしいから。」
と同僚の耳鼻科医師に教えてもらって処方してくれました。
でも、残念ながら私はまったく効きませんでした。
症状が全然おさまらなかったんです。
第二世代の抗ヒスタミン薬の効き目の強さ
第二世代抗ヒスタミン薬の効き目の強さは、こちらのツイッター画像を見るとよくわかります。
花粉症の薬アレグラ効かなくてキツかったけどアレジオン20飲んだらすぐ鼻詰まり治った pic.twitter.com/ty2QRcah63
— ぱすこん (@70b7a380ef64409) 2016年3月19日
一般的には、強さは下記のようになります。
(※一般的というのは個人差があるため)
アレグラ < アレジオン < アレロック
アレグラが効かない人が、アレロックで効くこともあります。
実際、私はスギ花粉のときにはアレグラはだめですが、アレロックなら効きました。
でも、今回はアレロックでも全然、症状が改善されない!
苦しい!
薬剤師さんがすすめてくださったのはコンタック鼻炎Z
ヒノキ花粉のつらさに耐えきれなくなり、私は薬局へ駆け込みました。
「アレロックが効かないときは、どの薬を飲めばいいですか?」
すると薬剤師さんは
「お調べします。」
と調べてくださって、コンタック鼻炎Zがおすすめだと、丁寧に説明してくださいました。
アレグラ・アレジオン・アレロックなどは、症状の出る前から続けて飲むと良いお薬だそうです。そして、第二世代のお薬ではあるけれど、アレグラなどが効かない人には、作用の異なる セチリジン系のお薬が、症状を抑えたり、とくに鼻水などに良く効くそうです。
(そのとき私は、鼻水たらたらでした。)
コンタック鼻炎Z の成分には、セチリジン塩酸塩 と書いてあります。
抗ヒスタミン薬の分類をまとめてくださっている表がありました。 ↓
赤枠で囲った部分が、コンタック鼻炎Zにあたります。
さらに、説明部分を引用しました ↓
以下骨格分類。骨格が同じもの(※②ピペラジンと※③ピペリジンはほぼ同じと考える)は効きや副作用が類似している事が多いため、効きが悪い場合や副作用が強く出てしまう場合は、異なる骨格ものに変えると良いとされる。
- ※① 三環系
- ※② ピペリジン骨格
- ※③ ピペラジン骨格
- ※④ アゼパン骨格
- ※⑤ ジアゼパン骨格
- ※⑥ フェノチアジン骨格
(※②ピペラジンと※③ピペリジンはほぼ同じと考える)←ここ間違ってますよね! 原文ママ引用してあります。
アレロックが効かない私は、作用の異なるタイプの薬を飲めばよいということになります!
コンタック鼻炎Z は、第二世代の中でも新しいお薬。
2013年の発売です。(ちなみにアレグラは1996年の発売)
眠気も少なく、1日1回で効いて症状も取りやすい。なんだかいいことづくめの気がします。しかも市販薬なので薬局で購入できます。
薬の作用機序って難しい。こんな難しいお薬のことを勉強してわかっている薬剤師ってすごい。それに、どんどん新薬が出てくるから、薬剤師国家試験の勉強って毎年、覚えなくてはいけないことが増えるそうです。たいへんですね。
新薬ビラノアは眠気が少なくパイロットでも服用可能なレベル
処方薬ですが、第二世代の中でも、新しく人気のお薬がありました。
ビラノアという薬です。
そういえば薬剤師の娘からこのお薬のこと聞いていました。
「ビラノアっていう新薬は、眠気が少なくてパイロットでも服用できるくらいなの。今、すごく人気で良く処方されてる。」
「29年10月までは14日分しか出してもらえなかったけど、今はそのルールもはずれたから患者さんにとっても便利になったの。」
ああそうだった。私は内科でビラノアを処方してもらっていました。
「アレロックは効きません。」
と医師に言ったところ、
「それじゃあ ビラノアっていうお薬を出しますね。
これは空腹時に飲んでくださいね。」
と処方してくださっていたんでした。
アレロックがだめならビラノア、という選択だったようです。
まとめ
花粉症で苦しむ個人として、薬の使い方の結論は下記のようになりました。
★症状が軽いのなら
アレグラ → アレジオン → アレロック(薬価45.6円)
★ひどい症状をすぐにおさめたいときの市販薬は
コンタック鼻炎Z
★眠気のない薬を病院で処方してもらうなら
ビラノア(薬価75.6円)
※ビラノアは薬価が高いけれども、1日1回服用なので、1日2回服用のアレロックより1日あたりはお安くなります。
※私個人の場合、糖尿病のためステロイド入り薬品は使いません。また、点鼻薬は自分にはあわないようで、症状の改善はなく、むしろ苦しくなるので処方されても使いません。 私のヒノキ花粉のときの主訴は鼻の症状より、頭痛やつらさです。
※ビラノアを使用した感想:確かにまったく眠気が出ません。でも、コンタック鼻炎Zのほうが、私にはきれが良かったです。ビラノアの場合、つらさはなくなりましたが、鼻声が残りました。
<おまけ>
★新薬の14日ルールについてはこちら ↓
新薬が発売されてから1年未満は、14日分しか処方できないというルールです。
今回は、コンタック鼻炎Zと、コンタック鼻炎Zを教えてくださったドラッグストアの薬剤師さんのおかげで、何も手につかないつらさから抜け出ることができました。感謝です。
新薬を開発してくださっている製薬会社の方々にも感謝!!
■詳しくは アレルギー性鼻炎ガイド▶ をご参考ください。とても詳しくわかりやすくカラーで説明が載っています。