朝のニュースで我が街の名前が・・・。
え? なに?
駅から約800mのところに、大量のごみが捨てられている場所がありました。
こちらです。
こんな話題で地元が取り上げられても嬉しくありませんね。
TVでは、ごみで埋め尽くされた空き地の様子を詳しく映していきます。
市街地の空き地にごみがたまっていく
けっこうな街中なのに、建物と建物の間のちょっとした空き地に、どんどんごみが捨てられて悲惨な状況になっていました。
画像はクリックしていただくと拡大します。
とくに手前のほうがひどくて、道行く人が、なにげにどんどん捨てていってるんだろうな、ということがわかります。小さなごみがほとんどですが、洗濯機などの電化製品や家具、傘やぬいぐるいみなどもあります。わざわざ、ここに捨てるために持ってきたのではないかと思われるようなものも。
以前から、たびたびこの道路は通っていて、
「あら、ごみがけっこういっぱい。」
と思っていた記憶がありますが、そのころはこんなに多くはありませんでした。また、以前はなかったカラーコーンの柵のようなものも・・・。
「通行注意」「ごみを早急に撤去して下さい」と書かれています。
さらに、歩道と車道との境目には、こんな注意書きも。
道路にごみを捨てるのは、犯罪なんですね。
確かここには、昔コンビニがあった気がします。
お隣には鍼灸院。
とてもきれいな建物です。TVでは迷惑しているとおっしゃっていました。
また、反対側のお隣のビルには、こんな張り紙が。
これを張りたくなるお気持ち、すごくよくわかります。
へたをしたら、こちらのビルの駐車場スペースかと思われるような場所。イメージが悪くなってしまいますものね。迷惑されているんですね。お気の毒です。
空き家も問題になっていますが、更地にしたことで、こんな問題が起きてくるなんて・・・。
なんとかならないものでしょうか。
ゴミが落ちているところにポイ捨てしてしまう「割れ窓理論」
ひとつごみが落ちていると、人々が次々とその場所にごみを捨てていって、さらにどんどんごみが増えてしまう。ごみ捨て場所と化してしまう現象。
割れ窓理論という現象だそうです。
もともとは、ニューヨークでビルの窓が割れているのを放置しおくことが「ここは誰も取り締まりをしない場所」というメッセージになってしまい、犯罪が増える。その対策として、小さい犯罪でもつぶしていくことで、人々の意識もたかまり、よい環境を保とうという意識が出てきて、結果的に安全な街になるという実績がもとになってます。
小さな不正を徹底的に正すことで、大きな不正を防ぐことができるという環境犯罪学の理論。
ニューヨークのジュリアーニ市長は、はじめに地下鉄の落書きをひとつひとつ消すことから手をつけていったそうです。
この理論に基づけば、ごみだらけのところにはごみが捨てられやすく、ホコリひとつなくきれいな場所は人々が汚すことに抵抗を感じ、美しさが保たれるということになります。
納得、納得。
我が家もものを少なくすっきりさせていけば、さらにすっきりが保たれるというもの。がんばらねば。いらないものは、フリマでがんばって売ってしまう!
割れ窓理論の成功例ディズニーランド
この割れ窓理論は、さまざまな企業でも利用されています。
その有名な成功例のひとつがディズニーランド。
施設内で修繕箇所などが見つかった場合には、すぐに修繕し、常に完璧な状態を保つように努力を続けた結果、従業員のサービス向上につながり、さらには来園客のマナの向上にもつながったということです。
という本も出ています。感動的なお話が載っています。 ↓
できることなら、この割れ窓理論、ごみを増やすというような方向でなく、良い面で生かしていきたいものです。
あの場所のごみも、早く撤去されてきれいになりますよう願っています。
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