1家に1台医者がほしい!
「医者でもないのに、何言ってるの?」と、(話の通じない)話を聞いてくれない医者がいるとき、思います。
医者の家族がいれば、もっと伝わるはずなのに・・・って。
医者の夫がきたら注射の内容に変化
知り合いから、こんな話を聞いたことがあります。
生後1年ほどのお子さんを連れて予防注射に出かけた友人。
予防接種を、三種混合(MMR)にするか一種(麻疹のみ)にするかを母親が決めなければならない時期でした。
小児科医から三種混合のリスクを聞かされた友人は、
「では、麻疹のみの予防注射にします。」
と決断しました。
処置室では、すでに麻疹のアンプルが切られ、お子さんのかわいいおしりに注射しようとする寸前、この病院に勤務するご主人があらわれました。
すると、小児科医は、次のように言われたそうです。
先生の息子さんでしたか。
今、三種混合か麻疹単独かを迷われていたんですが、
自分の子供なら、私は三種混合を選びます。
やはり、予防注射をされておいたほうがいいですよ。
ということで、すでに切られた麻疹のアンプルはごみ箱の中へ。新たに三種混合のアンプルが切られ、お子さんは三種混合の予防注射を受けたとのこと。
患者家族に医療従事者がいると・・・医師も本音で話ができるということでしょうか!?
知り合い開業医に電話して待ち時間はなし
さきほどの彼女が、ご主人の知り合いの医師のいる病院にかかるときは・・・。
病院に着いたら電話して。
と医師のご主人から言われています。
ご家族は病院に到着するとご主人に
今着いた。
と連絡します。
すると、医師のご主人は、知り合いの医師に電話してくれるんです。
今、家族が先生の診察を受けたく伺っております。
電話を受けた医師はそこですぐ看護師さんに伝え、ご家族は待ち時間なしで診察してもらえるという仕組みです。
顔ききって、どこの世界でもありそうで、それなりに便宜もはかられるものかもしれません。ただ、待ち時間はともかく、医療内容に関して、思い切った訴えができないのはつらいところ。
医師どうしの連帯感ってすごい!
友人は、ご主人やそのお仲間を見ていて、医師どうしの連帯感はすごいと感じたそうです。医師どうし、尊敬しあっているのがわかる。医師どうしの言葉なら一目置いて耳を傾けてくれる。
医師免許もない患者が訴えたくても、
「医師免許もないのに、何言ってるんだ。」
という態度を露骨にとる医師もいる。
どうやら、
あのたいへんな勉強を乗り越えて医者になった者どうし、という気持ちがあるんだよ。
ということらしいです。
1家に1台医者がほしい! と思うとき
「家族に医者がいれば・・・、」
と思うのは、順番待ちが嫌になるときではありません。
こちらの訴えに、しっかりと耳を傾けてくれない医師にであったときです。
「医者の家族がいれば、要望をしっかりと伝えられるのに。納得いくまで説明を受けられるのに・・・・。」
とはがゆく思うときです。
中国、香港、タイ、韓国の医療を体験した息子によれば、これらの国々では、病院も利益を追求する企業としての姿勢が貫かれているらしく、お客である患者に接する態度はサービス業として文句のつけようがなく、嫌な思いをしたことはないそうです。
どの国の医者も、患者の話に真剣に耳を傾けてくれるとのことです。