チュートリアル徳井義実さんの「所得隠し」「申告漏れ」が世間を騒がせています。過去3年間も納税していなかったとのことで、先延ばしにする点がADHDなのではないか?という説が浮上しています。
前記事で少し触れましたが、もう少し徳井さんについて詳しくみてみたいと思います。というのも、私も何かと先延ばしをしてしまうタイプ。他人事とは思えない一面もあるからです。
- チュートリアル徳井の「所得隠し」「申告漏れ」とは?
- チュートリアル徳井が3年間無申告だったのは自身の怠慢のためと弁明
- ADHDとは?
- 徳井にADHD説が浮上したエピソードの数々は?
- 徳井義実の税務申告漏れによる影響は?活動自粛や出演見合わせなど
- お笑いタレントはADHDの特性が生かせる職業だったのか?
- 先延ばしの欠点をどう改善すれば良いのか?
チュートリアル徳井の「所得隠し」「申告漏れ」とは?
徳井義実さんは、東京国税局から7年間で約1億3800万円の申告漏れなどを指摘されていたことが発覚しました。
昨年2018年12月に国税からお叱りを受け、追徴課税約3700万円となりましたが、すでに修正申告して納税済とのことです。
なんと3年間も申告さえしていなかったということで、さすがの先延ばしの私も驚きました。2009年に設立した自身の会社が2016年から2018年まで無申告だったのだそうです。
今回の騒動の流れは次のようになります。
徳井さんが個人で設立した会社「株式会社チューリップ」へ、吉本興業から出演料などが支払われます。本来なら、それらを申告したうえで、「消費税」や「法人所得税」などを支払わなければなりません。ところが、徳井さんは、この申告を怠っていたということです。そこで昨年の税務調査により、この「無申告」である点を指摘されて、約2100万円の追徴課税を受けすでに支払ったということです。
さらに、事業者が個人井報酬を支払うときなどに徴収して税務署に納付しなければならない源泉所得税についても、不納付だったため、加算税などを含めて約4400万円の追徴課税がかかり、こちらも支払ったとのこと。
株式会社チューリップは、2015年3月期までは、税務署に催促されて期限後申告を行い、その後は2018年3月までは申告を怠っていて、税務調査を受けました。
「所得隠し」とされた部分では、2015年3月期までの4年間、旅行代や洋服代など約2000万円の個人的な支出を会社の経費として計上したために、税務調査での判断がなされたようです。
まとめると次のようになります。
■2012~2015年
4年間で個人的な旅行代や洋服代、アクセサリー代などを会社の経費として計上したために「所得隠し」となる
■2016~2018年
3年間は申告をまったくしていない「無申告」であった
それにしても、税理士はついていなかったのかと不思議になりますね。
税理士には頼んでいたようですが、1年に1度しか会わず、徳井さんのほうから領収書などを渡して依頼しなければ、税理士は何もできなかったのでは、という推測なども出ていて、どいういう状況だったのか、よくわからないようです。
チュートリアル徳井が3年間無申告だったのは自身の怠慢のためと弁明
徳井さんは、10月23日夜、大阪市中央区の吉本興業大阪本社で会見し、
「私のだらしなさ、怠慢によって しっかりとした納税をすることができず、本当に申し訳なく思っています」
と謝罪しました。
チュートリアル徳井さん、活動自粛 「見つめ直したい」https://t.co/xOE1GfZJ6d
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) October 26, 2019
「 #チュートリアル 」の #徳井義実 さんが設立した会社が、 #所得隠し などの #申告漏れ を東京 #国税 局から指摘された問題。 #吉本興業 は26日、徳井さんの芸能活動を当面の間、自粛すると発表しました。 pic.twitter.com/5kxGWipNDn
3年間も申告を放置していたことについて、徳井さんは
「明日やろう明日やろう」
と先延ばしにして日時が経過したと言っています。
このあたりのルーズさから、ADHD特有の回避行動にあたるのでは、という説が出てきたのですね。
ADHDとは?
徳井さんがささやかれているADHDの特徴とは、下記のようなもの。
・落ち着きがない
・注意を持続することができない
・ミスが多い
・片づけられない
・忘れ物が多い
・物事を先延ばしにする
徳井さんの場合は、この中の一番下の「先延ばし」の部分があてはまりすぎとういことですね。
私も忘れ物は多いし、片づけは苦手、何事も先延ばしにする傾向があるので、どきっとします。実際、ADHDの人は増加しており、「ADHDは現代病のひとつ」と言われているそうです。
下記ページに、WHOから出されている自己診断シートなども載せておきました。
ADHDと診断されないまでも、個性として、あるいは自分でも認める短所として、こういった傾向を持ち悩んでいる人は少ないないのでは、と思ってしまいます。
程度の差ということでしょうか。
専門家でなければ診断がつかないところではあるかと思います。
徳井にADHD説が浮上したエピソードの数々は?
今回の無申告や所得隠しに関わる騒動以前にも、ADHDが疑われる、さまざまなエピソードが明るみに出てきています。
①大学4年間で2単位しかとらずに退学した
徳井さんは浪人して大学に入学しました。ところが、せっかく入った大学にはほとんど登校せず、4年間で取得した単位はたったの2単位。1コマですね。
当然ながら卒業はできず退学となりました。4年間は、何をしていたのか逆に興味がわきます。
②福田にコンビにならないかと誘われ返事を3年間放置
現在、福田さんとコンビを組んでチュートリアルを結成していますが、その結成秘話にも、徳井さんらしさ(?)が垣間見えます。
福田さんからコンビを組まないかと誘われた徳井さん。答えを出すのが億劫で疎遠になり、3年間も返事を放置したのだそうです。
福田さんが気の長い人で辛抱強く返事を待ってくれたおかげでチュートリアルの結成ができたというわけです。
③料金を支払うのが面倒で電気・ガス・水道を止められた
徳井さんには、お金がなくて支払えないのではなく、支払うのが面倒で公共料金の支払いを怠って、電気、ガス、水道を止められたことがあるというエピソードがあります。陣内さんが、次のように語っています。
徳井とは「大阪時代から仲いい」という陣内は「本当に(納税は)国民の義務なんで、全然許せないし、情けないです」と話した上で、「大阪時代から、チュートリアル売れてたんで、お金はあったんです。(お金が)ある時期でも、(料金払わずに)ガス止められたり、電気止められたりとか。そこまでのルーズな所があった、って聞いたんで…」と公共料金を支払わず、ガスや電気を止められたことがあった、と聞いたことを明かした。
当然、「なんでお前払えへんの?」と、仲間たちも信じられないほどだったといい、陣内は「(徳井の)イメージはハンサムな感じですけど、お金に関しては、こんなにブサイクなヤツやったんや、と(思った)」と話していた。
④TSUTAYAのDVDを返すのが面倒で高額の延滞料を払う
うっかりしていたら、そんなことがある可能性は誰にもありそう。でも、わかっていて面倒だったとしたら、それは少し普通ではないかもしれませんね。
⑤郵便ポストを長期間見ずに様々な支払いが滞る
学生の下宿の郵便受けなら、いっぱいになっている人は多々あるのでは・・・。
ちなみに我が息子の下宿時代の郵便受けもいっぱいでした。彼女がカナダから送った手紙を見たのも、1年以上過ぎてからでした。
息子は忘れ物の多さからADHDを疑って病院で検査してもらい、ADHDではないと診断されています。
⑥小銭をうまく使えず自宅に小銭の山ができる
あまり想像できない状況です。
⑦猫に夢中になり猫一筋で他のことが目に入らなくなる
ひとつのことに夢中になって、周りの状況が目に入らなくなる状態のことのようです。
⑧ラジオ番組で今年に入って2回も遅刻
たくさんのエピソードがありますね。
ひとつやふたつのエピソードなら、誰にでもありそうですが、これほどたくさん重なると、普通の人と少し違うと思えてきます。
徳井義実の税務申告漏れによる影響は?活動自粛や出演見合わせなど
素人には、ADHDの診断をつける資格も権利もありません。けれども、徳井さんの先延ばしがかなり常軌を逸するほどひどい程度だったということは確かだと言えます。
また、万一、徳井さんがADHDであると診断された場合でも、だからといって、申告の義務、納税の義務が免除されるということはありません。追徴課税を多めに見てもらえるということもありえません。
今回の騒動による代償は少なくありません。
徳井さんは10本以上のレギュラー番組を持っていて、それぞれに厳しい対応が次々と発表されてきています。
フジテレビ
「テラスハウスTOKYO」
「乃木坂46のザ・ドリームバイト!」
では、徳井さんの出演シーンをカットして放送となりました。
チュートリアルの舞台はキャンセル
26日にコンビで出演予定だった東京・新宿のルミネtheよしもとへの出演はキャンセルされました。
CM差し替え
「エディオン」のCMは徳井の出演シーンが差し替えとなりました。
学園祭の出演中止
静岡産業大学の学園祭への出演は中止となりました。
大河ドラマ出演カットして放映
大河ドラマはすでに撮影が終了しているので、徳井のシーンのみのために俳優さんが集まり、舞台をセットして撮り直しというのは現実的に無理があるようで、徳井のシーンを上手にカットして放映予定とのことです。
お笑いタレントはADHDの特性が生かせる職業だったのか?
ところで、ADHDの人はその個性を生かせば、普通の人以上の能力を発揮して、すばらしい成果をあげることができると言われています。
実際に著名人の中には、ADHDと言われている人々が大勢います。
変化の多い職業・ひらめきが必要な職業に向いているとされ、
マスコミ関係、芸能人、俳優、マンガ家、作家、芸術家
などとして著名な人々が多々います。
徳井さんにADHDの傾向があるとすれば、お笑いのネタを考えるなど、ひらめきが重要なお笑いタレントは、徳井さんに向いている職業を選ぶことができたと言えそうです。
先延ばしの欠点をどう改善すれば良いのか?
それでは、この先延ばしという個性、いえ欠点をどう改善していけば良いのでしょうか?
「明日やろうはばかやろう」
ってわかってはいるのですが・・・。
「まぁいいや、先に別のこれをやってその後に気になっているこのことをやろう」
と、私自身も何事もすぐに先延ばししてしまう傾向があるので、この点についてこれから考えていきたいと思っています。
「先延ばし」というキーワードで検索すると、実にたくさんの記事や書籍が出てきます。「夏安み宿題型」というワードまで出てきて、なるほど、夏休みの終わりごろに宿題の追い込みをする姿は珍しいものではないということに思いいたります。
「先延ばし」という行為はさして特別なものではないということ。
その程度が著しいと社会的な問題行動になってしまいます。けれども、それほどでなくても、先延ばし行為は自分にとってマイナス点が多いものであることは間違いありません。物理的なマイナスだけでなく、精神的にも自己嫌悪を感じてしまいがちとなります。
どうやらとても大きなテーマであるようですが、今後、少しずつ調べ考えていきたい課題です。