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日本の医療レベルに危機を感じた 87歳の母が激痛で診察を受けた結果

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日本の医療レベルの低下についての認識が

有識者の間にちらほらと広がり始めています。

 

それを実感する出来事を、体験してしまいました。

 

母が左腹の激痛で救急外来を受診し、

「がんの可能性」

まで指摘されたけれど、どうにもおかしいと町医者にかかった結果をご紹介しますね。

 

1日目:左腹の激痛

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おはようございます

母がいつも通りに起床。

ここが痛いから湿布貼って

と左わき腹を押さえながら言ったのは、起床直後のことでした。

 

母が痛くて動けないと、脇腹を押さえて顔をしかめているのに気づいたのは、それから数時間後。

11時20分のこと。

 

びっくりして市民病院の救急にかかりました。

待つこと数時間。

CTを撮ってもらい診察の結果、

尿路結石です

と言われて、お薬をもらって帰宅しました。

 

抗生剤、石を融かすお薬、鎮痛剤などでした。

 

翌日必ず泌尿器科を受診してください

と言われました。

 

2日目:泌尿器科を受診

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朝いちで泌尿器科を受診。

昨日撮影したCTをみながら医師が

尿路結石と言われたとのことですが、石はありません。 胃の壁が厚くなっているし、触診で硬いので、 がんの疑いがあります。
引き続き消化器内科を受診してください。

 

その言葉に大きなショックを受けました。

 

11時の予約をとってくれたので、

11時に消化器内科を受診。

予約時間から約1時間後に診察していただけました。

 

2日目:消化器内科を受診

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診察室に入ると、とても若いかわいらしい女医さん。

一瞬、「だいじょうぶかな」

と思ってしまいました。

 

◇心の声◇

でも、現在医学部に行っている娘も、患者さんからこんな印象持たれるんだろう。

あの子はしっかりしていてだいじょうぶだと思うから、この女医さんもだいじょうぶかもしれない。

 

不安を打ち消して診察してもらいましたが、

やはりかなり力のない医者でした。

 

「触診したところ、痛い箇所は胃ではないみたいですが、泌尿器科から胃の壁が厚いと連絡を受けていますので、胃カメラの予約をとります。」

 

「え?

痛いのが胃ではないのに、なんで?」

 

「胃が痛いのではないなら、痛い場所をもっと調べてもらわなくていいんですか?」

 

「でも、泌尿器科からまわってきていましす、そんなに一度にたくさん調べられないので。」

 

「来週の月曜日に胃カメラの検査をして、結果の説明は2週間後になります。」

 

消化器科に出向いてから帰宅までの時間は3時間半でした。

要するに、胃カメラの予約をとるためだけに、これだけの時間がかかったことになります。

 

なんだか腑に落ちないまま帰宅しました。

 

2日目夕方:近所の町医者を受診

 

どう考えても、なんの症状もなく、しかも痛い場所とは異なるという胃の検査が、それほど先にされても、今回の痛みの治療になるとは思えず、思案のすえ、近所の町医者にかかってみることにしました。

 

気さくな先生で、いろいろ話をしながら触診してもらったところ、

「痛いのは骨ですね。」

「お腹さわってもなんともないし、そんなに筋トレやってるなら疲労骨折じゃないかと思いますよ。」

 

それですべてが解決しました。

母の痛がりようは、骨折(あるいはひびが入ったなど程度はわからない)の疑いであてはまるそうです。

 

そこは内科で精密なレントゲン写真は撮れないので、

翌日かかりつけの整形外科でCT撮影をしてもらえば、はっきりわかると言われました。

 

3日目:かかりつけの中程度の規模の整形外科を受診

 

以前からお世話になっている整形外科で骨折疑いとお話したうえで診ていただき、母の痛みの原因は骨折だったと確信がとれました。

 

タイの病院で:息子の体験

 

母はもちろん、まだ痛がっていますが、重篤な病気でなかったことが判明してほっとしています。

 

しかし、なんとまぁおそまつな市民病院の医師たちでしょう。

3人の医者に診察してもらって、この結果です。

 

町医者に行かなかったら、不安な日々が続いたばかりでなく、

半永久的に原因解明はできなかったことでしょう。

 

1番目の医師もおそまつですが、

気軽にがんだろうと言われた2番目の医師もおそまつ。

まったく患者の患部の痛みの究明をしようとせず、先輩医師のオーダーをそのまま入れただけの3番目の医師にいたっては、おそまつを通り越して医師を続けてほしくないとまで思えます。

 

タイ在住で、至れり尽くせりの医療を享受している息子には

日本の医療レベルの低下のスピードが加速していることを思い知った結果であったようです。

 

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タイでおすすめラーマ9世病院、医師、通訳、日本人窓口の対応が良い体験 | Jおっさん

から画像お借りしました(ラーマ9世病院

 

 

タイでは

・患者のニーズ

にとことんそってくれるようです。

 

今回のような痛みがある場合、どうすれば痛みを取り除き患者が楽になれるのか、さまざまなアプローチをしてくれるとのことです。

 

ペインクリニックの医者はユーモアがあっておもしろいそうで

息子の長年の肩こりの治療の際には、

 

こうやって〇日に1回ずつ通ってくれれば
〇回の治療で改善されます。

でも、無理はしなくていいですよ。
私は、お金持ちなので、あなたが来なくても私はお金に困ることはありませんからね。

 

と言われたそうです。

思わず微笑みがこぼれますよね。

 

そして、実際、日本の病院では

「精神的なもの」

と片づけられていた顔の痛みの原因が解明され、パッケージされた手術でよくなり、

肩の痛みも、ペインクリニックの適切な治療でよくなっているそうです。

 

ただし、治療費は日本の感覚からしたら法外ですけどね。

問題山積みの低レベルな日本の医療ですが、

せめて日本の国民皆保険制度だけは守っていただきたいです。

 

ほんとうに疲れてしまったここ数日でした。