何気なくツイッターを見て驚きました。
実は、ちょうど母にも発達障害の傾向があるのでは、と感じていたところ。
社会生活が営めないほどではないのですが・・・。「あれ?」と思う行動がしばしばあります。
- 徳井さんのADHD説が出たのはなぜ?
- 徳井さんの場合は先延ばし行為によってADHD説が浮上
- そもそもADHD(注意欠陥多動性障害)とは?
- ADHDの人は生きづらいの?
- ADHDの人の能力の高さ
- ADHDの人に向いている職業と不向きな職業
- ADHDは発達障害の1分野
- 母の行動を疑問に思ったこと アスペルガーの特徴
- アスペルガーの人への対応方法は?
- 高知能とアスペルガーはコインの裏表?
徳井さんのADHD説が出たのはなぜ?
徳井の脱税、今までのエピソード(ネットソースなので真偽不明)が本当だとしたらこれADHDの回避行動では?って思ったのと今までの回避行動がお笑い芸人の単なるおもしろエピソードとして消化されていたせいで誰も指摘することなく年々重症化していたのでは?って思うとちょっと問題が変わってくるな pic.twitter.com/jnCqBx7Y4c
— Roy.twi (@roy_twi) October 26, 2019
チュート徳井、社会保険にも未加入、銀行預金も差し押さえられていたhttps://t.co/9URdL1vTxX
— Roy.twi (@roy_twi) October 26, 2019
私も、ルーズで税金をまとめて払いに行った際に、もう引き落としにして欲しいとお願いした。
— ★★★★★ (@G3geQMbDrwbcflb) October 26, 2019
徳井さんの気持ちわかるわ〜と思った私は非国民だと思ったけど、Twitter民の皆様が、ADHD説を唱えてらした。
ハッとなって、私も診断…
いや、しばしば、しばしば、しばしば…気になるわ!#徳井さん#ADHD pic.twitter.com/d3AAK85Bdp
徳井さんの場合は先延ばし行為によってADHD説が浮上
メンタリストDAIGOさんが、徳井のADHD説について解説しています。
ADHDの特性の中の、「先延ばし」という点があてはまるとされたとのこと。
でも、程度の差こそあれ、嫌な勉強を後回しにして、先におやつを食べるとか、少しだけゲームしてから勉強しようとか、いくらでもありそうです。
近年Twitterでやたらと目にするADHDのセルフチェックリストを見てみたんだけど、こんな程度のことまで含まれるとしたら日本国民の大半はADHDなのでは。 pic.twitter.com/js9iAzyPF4
— まことぴ (@makotopic) October 27, 2019
ADHDは現代病と言われていて、大人のADHDの人が増えているのだそうです。
そもそもADHD(注意欠陥多動性障害)とは?
そもそもADHDとはどんな症状があるのでしょうか。
おもな症状としては
・不注意(集中力がない)
・多動性(じっとしていられない)
・衝動性(思いつくと行動してしまう)
の3つがあるようです。
落ち着きがないとか、忘れ物が多いなどの行動が有名なようですね。
他にADHDのあるおこさまによくみられる行動リスト
としてあがっているのは、下記のようなものです。
- 落ち着きがなく注意を持続することが難しい、または困難である。
- 気が散りやすい。集中力が続かない。
- 失くし物や忘れ物をしやすい。
- ルールを守ることが難しい。
- 指示は理解できても、従うことが難しい。
- 事前によく考えて行動できない。
ADHDのセルフチェックの方法は?
WHOが大人のADHDのセルフチェックとして、用意してくれている6つの質問をご紹介します。
- 目の前に人に話しかけられているにもかかわらず、相手の言葉に集中できないことがある。
- 会議やセミナーなど、座っていることを期待される場所で、座っていられなくて立ち上がってしまうことがある。
- 自由な時間があるにもかかわらず、リラックスできずそわそわしてしまう。
- 他人と話している時に、相手の話が終わる前に自分で話をし始めてしまうことがある。
- ほんとうにぎりぎりの状態になるまで、物事を先延ばしにしてしまう。
- 部屋の片づけや、細かい事務作業をするのが苦手で、人に任せてしまっている。
参考ページ ↓
こちらはあくまでもセルフチェック。しっかりした診断には専門家にチェックしてもらったほうが安心です。
忘れ物が多すぎてADHDの検査をした息子の場合
息子は以前、あまりに忘れ物が多く、自分がADHDではないかと心配になり、検査をしたことがあります。
その結果はADHDではありませんでした。
忘れ物が異常に多かったのは、タバコの受動喫煙症による不眠のため、頭がぼうっとしていたからということがわかりました。タバコの恐ろしさについては下記記事をご覧ください。
ADHDの人は生きづらいの?
ADHDの人は普通の人の3倍も解雇されやすいというデータがあるそうです。
英国において成人期ADHDの1001人の社会的転帰を調べた研究があります。その結果、職にある人が有意に少なく (52% vs. 72%)、過去10年間に転職した回数が有意に多いこと(5.4 vs. 3.4回)が報告されています[注4]。
注4:Biederman et al. J Clin Psychiatry, 2006
また、ADHDの人が抱える困難には、下記のようなものがあるとのことです。
・不注意なミスが多い
・気が散りやすく、注意持続しない
・1つのことをやり遂げないまま、別のことを始めようとするときがある
・仕事の優先馴致を決めるのが苦手
・複数のことを同時にこなさなければならない状況になると作業効率が下がる
・報告書の作成、書類の漏れない記入、長い文章の見直しが苦手
・ぼーっとしたり、他のことを考えてしまうことがある
・電話の折り返し、お金の支払いや会合の約束を忘れる
・じっとしていないといけない状況で落ち着かない
・はしゃぎすぎる、怒りっぽいなど、感情のコントロールが苦手
・他人の言葉をさえぎって話し出すことがある
・痰のしていることに口出しや、横取りをしてしまう
・リスクを伴い行動を回避できない
こうしたADHDの人が苦手とすることのすべてが表われるわけではありません。また、ADHDと診断されない人でも、多かれ少なかれ、思い当たる点があるかもしれません。
要するに、こうした困った点が表れるのは、程度や頻度の問題ということになってきます。ADHDの人の場合は、もちろんこの中の何点かが顕著に現出したるするのですが、それが本人の努力不足、能力不足、やる気のなさ、というふうに捉えられてしまいがちです。
それが、ADHDの人が理解されにくく、生きづらいということにつながっていくのです。
ADHDの人の能力の高さ
一般的な社会生活を営む上で、さまざまな障害を感じるADHDですが、実は大きな能力を持っているということです。
この能力を上手に生かすことができれば、普通の人にはなしえないすばらしい仕事を成し得ることができそうですね。
そのあたりのことを、メンタリストDAIGOさんが動画で解説してくださっていて、とても励みになります。
集中力がないほうがクリエイティビティが高い。思考があちこち拡散することによって、 思いがけないアイデアを見つけることができる。
ということを話していらっしゃいます。
- 集中力がない → ひらめきや創造力が豊か
- 多動 → エネルギーにあふれている、雄弁
- 衝動性 → 実行力、行動力がある
マイナスと思われがちなADHDの特性ですが、上手に伸ばせば常人以上の力を発揮する能力にあふれているということになりますね。
その証拠として、ADHDだったのでは、と言われている偉人は実に多いのです。
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 坂本龍馬
- バットン将軍
- ネルソン・ロックフェラー
- リンカーン大統領
- クリントン大統領
- ウィンストン・チャーチル
- ベンジャミン・フランクリン
- エジソン
- アインシュタイン
- ガリレオ
- トム・クルーズ
- チャールズ・リンドバーグ
- ヘミングウェイ
- アンデルセン
- アガサクリスティ
- ロダン
などなど・・・。
ADHDの特性を良い方向に向ければ、才能が存分に発揮できるということですね。
ADHDの人に向いている職業と不向きな職業
ADHDの人は、細かい調整は苦手ですが猪突猛進的なパワーを持って突き進んでいくことができます。人付き合いが苦手だが、集中力がすごくて、すごいパワーで物事を仕上げる。あるいは、締め切りを守るのは苦手だが、新規のオリジナリティあふれるネタを集めてくる、などの特性があります。
ちなみにこうした特性を考えてると、ADHDの人に向き不向きの職業は次のようになります。
◆ADHDの人に向いている職業
◆ADHDの人に不向きな職業
全体に気を配り管理する必要がある職業
管理職 事務職 総務課 トレーダー コック
円滑なコミュニケーションが重要な職業
弁護士 教師 保育士 コールセンター 営業職
ミスを起こした時ににたいへんな職業
運転士 パイロット 看護師
ADHDは発達障害の1分野
「大人の発達障害」は現代病とも言われ、増加しているとされています。
その「大人の発達障害」は主に3つに分類され、そのひとつがチュートリアル徳井があてはあまるのでは? と話題になっているADHD(注意欠如・多動性障害)。
もうひとつの代表的なものがASD(自閉症スペクトラム障害)。有名な「アスペルガー症候群」とは、この中に含まれるもののようです。
snabi.jp から引用
母の行動を疑問に思ったこと アスペルガーの特徴
発達障害のADHDではない、もうひとつの形態「アスペルガー症候群」の特徴は、どういったものなのでしょうか。
アスペルガー症候群の特徴として挙げられるのは、社会性およびコミュニケーションの欠如です。相手の表情から感情や考えを読み取れず、また周りの空気を読めず、雰囲気にそぐわない発言などで困惑させたり、ストレートな意見で人を傷つけてしまったりします。また、言葉の裏にある悪意や冗談、比喩や曖昧な表現などを理解できません。そのため、コミュニケーションを取ることが難しく、良好な人間関係を築けません。
実は、母は85歳になり、これまでつつがなく社会生活を営んできました。けれども、娘の私から見て、
「え?」
と思う行動がしばしばありました。
今回、ADHDについて調べてみたところ、素人判断ではありますが、母の場合はADHDにはあてはまらなようです。発達障害の中もアスペルガーに近いのでは、という気がしました。
例えば、車をとめてちょっと用事をするときに、平気で車の中にバッグを置いていきます。それで盗難にあい、バッグを盗まれたことがありました。
先日は、病院で父のお見舞いに行った時のこと。
病室にバッグを置きっぱなしにしてトイレに行き、財布からお札を全部抜き取られました。その直前に、私が母に、
「トレイに行くならバッグ持って行くよ。」
と言ったばかりなのに。
また、つい昨日は、父が鼻に入れている管を抜かないように見張っていて、と頼んで私が病室から離れたのですが、母は父の手にミトンをはめずに自分がトイレに行ってしまいました。そして、そのすきに、父は鼻の管を抜いてしまいました。
これまでの失敗から学ぶことがないのですね。
人前で、周りの雰囲気にかまわず大声で話すこともしばしば。
父のお見舞いから帰る時、父が眠っているのにわざわざ
「じゃぁ帰るからね。」
と、やっと眠った父を起こして挨拶したり。
状況把握ができないのですね。
信じられない行動が多々あります。
私が中学生の頃、ものすごく疲れて帰宅した父の様子に無頓着で、父がいらいらしているのにもまったく気づかないのにも驚いたことがありました。
さらに私が幼い頃、5月の節句の日に、菖蒲の葉をお腹にまきつけると丈夫になると言って、一緒にお風呂に入っていた妹のお腹にまきつけてあげていました。でも、私にはしてくれなくて、どうして?
と思ったこともありました。
数え上げればきりがありません。
悪気はないのでしょうが、気がつかないようなのです。
- 人の気持ちを汲み取ることができない。
- 行間を読むことはできない。
- 雰囲気を読んで行動できない。
- デリカシーがない。
こんな感じでしょうか。
どうやらこれらはアスペルガー特有の症状のようです。
父も結婚したばかりの時に、驚くことが多くあったようです。けれども顔を見ると罪のない顔をして、きょとんとしているのでしかたない、とあきらめたようです。
アスペルガーの人への対応方法は?
そんな母の行動に頭にきていたところ、
『マンガで分かる心療内科(13)』という本が対処法までわかりやすく解説してくれていました。
アスペルガーの人は
- 人の気持ちがわからない
- 空気が読めない
- 指示が理解できない
- 関連付けができない
という傾向があるので
超具体的に指示をしなければならない
ということが重要なようです。
母の場合だと
「鼻の管を抜かないように見張っておいて。」
ではだめで
「私が戻ってくるまで、一瞬も目を離さないで。
少しでも目を離す場合には、ミトンをはめて。
自分がトイレに行く場合には、必ずミトンをはめてから行くようにして。」
と、ここまで具体的に指示しなければだめだったということです。
トイレに行く一瞬の間にお金を盗られた
↓
トイレに行っている一瞬の間に別の事件が起こるかもしれない
↓
トイレに行っているわずかな時間に管を抜いてしまうかもしれないから注意しなければならない
という関連付けはできないということです。
高知能とアスペルガーはコインの裏表?
アスペルガー症候群と高知能はコインの裏表とも言え、難関大学に合格したり、医師や研究者として活躍する人も多いとのこと。
東大で宇宙物理学を研究する息子さんを持つ友人から、次のような話を聞いたことがあります。
教授から
「この学年はアスペ度が足りない。」
と言われたんですって。
もっと研究に没頭する姿勢がなくては、
という意味らしいのよ。
医学的には、「発達障害」という分類があり、診断もつけられるのでしょうが、どこまでが個性なのか、どこからが治療の必要があるのか難しいそうですね。
「発達障害」についての理解が深まって、人間の個性を尊重し、個性を持った個々人が尊重され、生きやすい世の中になることを願うばかりです。